みなさんこんにちは!
NHK「新プロジェクトX」で、建設機械メーカーコマツのIT革命が特集されました。
タイトルは「建設機械 起こせ!IT革命 〜”エレキ部隊”の下剋上〜」です。
初回は2025年8月30日、再放送は9月5日にNHK総合で放送されました。
この記事では、NHK「新プロジェクトX」で放送された内容を振り返り、番組に登場した挑戦者たち(四家千佳史さん・神田俊彦さん)についてもまとめました。
読み終える頃には、コマツがどんなIT革命を起こしたのか、しっかりイメージできているはずです。
読む前にざっくり
- 新プロジェクトX「コマツ」放送内容
- 挑戦者たちの役割
- コマツが起こしたIT革命とは
コマツとは?【NHK 新プロジェクトX】
コマツは日本を代表する建設機械メーカーで、世界市場でも大きな存在感を持っています。
本社は東京都港区赤坂にあり、1921年(大正10年)に石川県小松市で創業しました。
ブルドーザーや油圧ショベルをはじめとする建設機械や鉱山機械を主力とし、世界市場シェアはアメリカのCAT(キャタピラー)に次ぐ第2位です。
番組では、1990年代から2000年代にかけて直面したIT革命とグローバル化が背景として描かれていました。
もともとは「建機がたまごっちになればいいのに」という一人の思いつきから始まったシステムが、世界2位のメーカーの主力機能にまで育ったという話には、素直に驚かされます。
ポイント
- 1921年創業の日本を代表する建設機械メーカー
- 世界市場シェアはCATに次ぐ第2位
- 番組ではIT革命と「建機を止めるな」が焦点に
新プロジェクトX「コマツ」放送内容の要点
番組では、社内で小さな存在とされた”エレキ部隊”が主役として描かれました。
合言葉は「建機を止めるな」です。
物語の始まりは1995年の阪神・淡路大震災でした。
建機が次々と故障する中、建機販売会社の社員だった佐野俊和さんが「建機がたまごっちになれば、自分からSOSを発信できるのに」と着想したことがきっかけになったと伝わっています。
佐野さんの発案を受けてコマツの技術者たちが試作機を開発し、建機の位置情報や稼働時間を人工衛星経由でネットに届ける仕組みづくりが始まりました。
開発が中止になりかけた危機のタイミングで動いたのが、当時まだ独立系のレンタル会社を経営していた四家千佳史さんです。
「建機1000台分のシステムを購入する」という総額1億5000万円の決断が、プロジェクトの継続を実現させました。
電子部門のリーダーだった神田俊彦さんは、社内の批判を受けながらもチームを鼓舞し、SOS機能の開発を推し進めた人物として描かれています。
1999年12月に「KOMTRAX(コムトラックス)」が完成し、2001年にはSOS自動通知機能が追加されて標準搭載に至りました。
なぜ社内で小さな存在だった部署の挑戦が、経営陣を動かすほどの意思決定につながったのかを考えると、四家さんの1億5000万円という具体的な決断が、抽象的なアイデアを「実際に売れる仕組み」だと経営陣に確信させる材料になったからではないかと思います。
ポイント
- 1995年の震災をきっかけに佐野俊和さんが着想
- 四家千佳史さんの1億5000万円の決断で開発継続
- 1999年12月KOMTRAX完成、2001年に標準搭載
挑戦者たちの姿【四家千佳史・神田俊彦】
番組では、コマツのIT改革を動かした二人の挑戦者に焦点が当たりました。
役割は対照的でありながら、互いを補完して物語が進みます。
四家千佳史
独立系レンタル会社の経営者という立場から、KOMTRAXの導入と存続を後押しした推進役として紹介されました。


神田俊彦
電子部門のリーダーとして、社内の批判にさらされながらもSOS機能の開発を推し進めた人物として描かれました。

立場も年次も違う技術者たちが、社内の反対を受けながらも一つのシステムを完成させるまでの過程には、それぞれ違う種類の葛藤があったんだろうなと想像します。
経営判断を迫られた四家さんと、現場でチームをまとめ続けた神田さんとでは、背負っていたプレッシャーの種類もきっと違ったはずです。
ポイント
- 四家千佳史:レンタル会社経営者としてKOMTRAX存続を後押し
- 神田俊彦:電子部門のリーダーとしてSOS機能開発を推進
- 異なる立場の挑戦者たちが補完し合って改革を前進させた
コマツのIT革命と変革の意義
コマツが開発したKOMTRAX(コムトラックス)とは、建設機械の稼働状況や位置を遠隔で管理できるシステムです。
稼働情報だけでなく、エラー検知による迅速な保守や盗難防止、利用効率の最適化にも役立ちます。
2001年に建機へ標準搭載されたことで、国内外の現場に安心感を与え、グローバル競争の中で競争力の強化につながりました。
中国市場でも成功を収め、2011年の東日本大震災の現場でもその価値が証明されたと言われています。
カンボジアでは地雷撤去の現場でも活用されているそうです。
さらに、KOMTRAXで培った技術は次世代の取り組みにも発展しています。
ICT施工を推進するSmart Constructionや、デジタル変革を担うEARTHBRAINなど、挑戦は現在も続いています。
一人の思いつきから生まれた仕組みが、震災の現場や地雷撤去といった、国境を越えた場所でも役立っていると知ると、じんわり胸に響くものがあります。
ポイント
- KOMTRAXは建機の稼働や位置を遠隔で管理できるシステム
- 東日本大震災やカンボジアの地雷撤去でも活用
- Smart Construction・EARTHBRAINへと発展
【まとめ】NHK 新プロジェクトX「コマツ」挑戦者たちとIT革命!
今回の記事では、NHK「新プロジェクトX」で特集されたコマツの挑戦を振り返りました。
企業の基礎情報から番組のストーリー、挑戦者の役割、そしてIT革命の意義までを整理しています。
今回分かったこと
- コマツ:1921年創業の建設機械メーカー(世界シェア2位)
- 番組の核:「建機を止めるな」を掲げた”エレキ部隊”の挑戦
- KOMTRAX:稼働・位置を遠隔管理、2001年に標準搭載
- 発展:Smart Construction/EARTHBRAINへつながるDXの流れ
小さな部署の挑戦が企業全体の意識を変えていく、その積み重ねの強さを実感できる放送回でした。
四家千佳史さん・神田俊彦さんの学歴や経歴が気になった方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。



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コマツ回以外にも、新プロジェクトXではこんな挑戦者たちの物語が特集されています。


これまでの放送回を一覧でまとめた記事もありますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

参考資料


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